おバカなブログをご覧の皆様こんにちは、隙間男の日下部です。
気心の知れたお客さんにオイラがよく言う言葉があります。
「JOKEってお店は、三流店なんですよ!」
オイラが言うこの言葉をいい意味で解釈していただける方は、
「敷居が低くて、大衆的だから、マスターの顔を見にこうやって足を運ぶんだよ」
なんてことを言ってくれます。
当店の提案を了解の上ご利用していただける本当にありがたい方々です(^^ゞ
ところが、一方で三流店の当店に、一泊何万円もする一流ホテルの様なサービスを求める方もいらっしゃいます。
ホントにこれに近いことを要求される事は度々あります。
当店の営業は、お昼の平均客単価900円、夜の平均客単価2500円程度の個人商店です。
対応力もそのお値段程度です。
そして、現在設定している料金よりも安売りして、利益が十分に頂けるほどの仕組みと資本力を持ち合わせておりません(^^ゞ
しかし、困ったことに3000円のご予算に対して、5000円も6000円もする様なサービスを要求する方も実際にいらっしゃいます。
当然、オイラはこのような要求は、たとえどんな付き合いがあったとしても、お断りするようにしています。
それは、以前に顔なじみの方の無茶な要求をのんで、ひどく嫌な思いをした経験があるからです。
どういう事かというと、
「子供たちの×××の打上げをしたい、予算は一人1000円程度で夜7時からカラオケルームを使わせてほしい」
この要求は、近所の子供たちの為とはいえ、あまりに無茶苦茶な要求のため、オイラは最初はお断りしました。
そして、引き受けることに対してとても嫌な予感もしていました。
しかし、あまりに熱心に交渉されるので、いくつか約束を提示したうえで、カラオケルーム料金を無料で開放した事があります。
ところが、嫌な予感というのは当たるものです。
しっかり、バッチリ!約束は破られてしまいました。
それを指摘すると
「このくらい、ええやんか!」
こんなことを言われてしまいました。
これ以来、オイラは断るべき事は断る様にしています。
一度、許してしまうと長年構築してきた三流店としての秩序が崩れてしまうからです。
それから、宴会などのプランも明確にわかりやすく、お客さんのご理解を頂けるように一覧表を作成し、お値打ち感のあるセットプランを構築もしました。
しかし、まだまだ、手を打たなければいけないことだらけです。
そして、現在もっとも頭を抱えていることは、当店を端的でわかりやすい言葉で、特徴と顧客メリットをメッセージ化していくことです。
これは、なかなかどうして難しい仕事です。
しかし、これが出来なければ、この適当三流飲食店に共感していただける方を多く集めることが出来ません(^^ゞ
いつまでたっても足元を見られてしまう三流飲食店になってしまいます。
この、端的でわかりやすいメッセージの事を、マーケティングの世界では、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)っていいます。
日本語で「他にない、圧倒的な顧客提案」、これさえあれば他店と比較されることなく、当店の提案に共感していただける方に、迷わず選んでいただけるようになります。
このUSP作成、いつまでも、あと送りにしてしまっているオイラもまだまだ三流男だぜ(ーー゛)
本日は、最近、次のステップに進めず、若干のいらだちと焦りを感じているオイラのボヤキでした。
まあ、人間だからしかたないか(^^ゞ
日下部重樹